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GNUnet 設定メモ


このページにはGNUnetの利用に関するメモを公開しています。
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GNUnetに関してはgnunet.orgを参照して下さい。
この文書は主にLinux,UNIX,Windows,MacOSXユーザ向けに書かれています。

GNUnetの紹介

GNUnetは高い匿名性が特徴のP2Pアプリケーションです。
匿名性を上げるために速度が犠牲になっているので、大容量のファイル共有には向きません。
しかし、言論の自由を守る目的で使用する場合、非常に有用と思われます。

GNUnetのインストール

Debian GNU/Linux (sarge/sid)をご利用の場合

root権限で
apt-get update
apt-get install gnunet gnunet-gtk
を実行して下さい。

RedHat系のLinuxをご利用の場合

ovmj.org/~rpm/から
GNUnet-x.x.x.i386.rpm
libextractor-x.x.x.i386.rpm
をダウンロードし、root権限で
rpm -i GNUnet-x.x.x.i386.rpm
rpm -i libextractor-x.x.x.i386.rpm
を実行して下さい。

その他のUNIX、Linuxディストリビューションをご利用の場合

注意:ソースからのビルドを行える環境が必要です。ビルド環境の構築に関しては各OS、ディストリビューションのマニュアルをご覧下さい。
ビルドする前にgdbmとそのヘッダーをインストールしておいて下さい。
gnunet.org/download.php3から
GNUnet-x.x.x.tar.bz2
libextractor-x.x.x.tar.bz2
をダウンロードし、libextractor、GNUnetの順にビルド、インストールを行ってください。
詳細な手順についてはアーカイブ内のマニュアルを参照して下さい。

Windowsをご利用の場合

gnunet.org/download/win/から
Setup-x.x.x.exe をダウンロードし、インストールを行ってください。

MacOSXをご利用の場合

eloranta1.chem.ad.jyu.fi/GNUnet.htmlから
GNUnet-x.dmg をダウンロードし、インストールを行ってください。

GNUnetの設定

インストールが終わったら設定ファイルを編集します。

Linux/UNIXをご利用の場合

設定ファイルは/etc/gnunet.confです。
設定ファイルが存在しない場合、gnunetdを実行するとデフォルトの設定ファイルが配置されます。

必要な設定項目

GNUnetを動作させるマシンにグローバルIPが割り当てられてない場合(LAN内など)の場合:
gnunet.confをエディタで開いて、
############################################
# Network configuration
############################################
[NETWORK]
以下の
#IP = 127.0.0.1
をアンコメントしてIPを手動で設定してください。ホスト名も使用可能です。
IPアドレスで指定する例:IP = 210.x.x.x
ホスト名で指定する例:IP = host.example.com
さらに、ポート2086宛てのTCP/UDPパケットをGNUnetを動作させるマシンに送るようルータを設定してください。

何らかの事情でポート2086宛てのTCP/UDPパケットをGNUnetを動作させるマシンに送れない場合:
###############################################
# Options for NAT transport
###############################################
[NAT]
以下の
LIMITED = NO

LIMITED = YES
に書き換えて下さい(Port0設定)

コンパイル時にgdbm以外のデータベースシステムを指定した場合:
################################################
# Options for anonymous filesharing (AFS).
################################################
[AFS]
以下の
DATABASETYPE = "gdbm"
を適切な物に変更して下さい。

Windowsをご利用の場合

まだ書いてない

MacOSXをご利用の場合

まだ書いてない

GNUnetの実行

Linux/UNIXをご利用の場合

適切な権限でgnunetdを実行して下さい。
(Debianの場合は/etc/init.d/gnunet startを実行して下さい)
起動に成功したら、
gnunet-stats
を実行してGNUnetが送受したパケットの統計を見ていましょう。いくつかの項目の数値が少しずつ増えていれば成功です。
数分待っても全く数値に変化がない場合は、ログを見て原因を調査して下さい。
ログの位置は
/var/lib/GNUnet/gnunet.log
(Debianの場合は/var/log/gnunetd/gnunetd.log)です
原因が分からない場合はログレベルを変更してみましょう。
少し待ってからファイルの検索を行ってみましょう。
GNUnet上のファイルを検索するコマンドは、gnunet-searchです。
gnunet-search GPL
とタイプして、GPLを検索してみましょう。上手く行けば、
gnunet-download -o "COPYING" -- gnunet://afs/xxxxxxx => The GNU Public License <= (mimetype: unknown)
のように検索結果が表示されるはずです。検索には長い時間がかかる場合があります。
検索に成功したら、ダウンロードを行ってみましょう。
先ほどの検索結果をgnunet://afs/xxxxxまでコピペして実行して下さい。
gnunet-download -o "COPYING" -- gnunet://afs/xxxxxxx
しばらくするとダウンロードが完了します。
gnunet-gtkというグラフィカルフロントエンドをコンパイルした場合は、これらの操作をGUI上で行えます。

Windowsをご利用の場合

まだ書いてない

MacOSXをご利用の場合

まだ書いてない